SBC整形外科では、肩の痛みや動かしにくさに悩む患者様の診療を行っています!
特に「四十肩」や「五十肩」と呼ばれる肩関節周囲炎は、中高年の方に多く見られる症状で、適切な治療とリハビリが重要です。

今回は、その原因、症状、検査方法、治療法、さらには日常生活での対策について詳しくご紹介します!
四十肩・五十肩の原因
肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)は、肩関節周辺の組織(腱、靱帯、関節包など)の炎症や拘縮が原因で発症します。

1. 加齢による変化
中高年になると関節や腱の柔軟性が低下し、炎症を起こしやすくなります。
2. 運動不足や過度の使用
長時間のデスクワークや運動不足、または重労働により肩に負担がかかることがあります。

3. 肩関節周囲の炎症
肩周りの組織が、特に目立った理由なく、突然炎症が起きてしまうことがあります。
主な症状
四十肩・五十肩の主な症状は痛みですが、それだけではありません。
• 肩関節周辺に痛みが出る
夜間に痛みが強くなることが多いです。特に横向きで寝る際に痛みが悪化します。

• 肩関節の可動域が悪くなる
腕を上げたり、背中に手を回す動作が難しくなることがあります。

診断方法と検査
レントゲンの以上の有無や、実際の体の状況を確認して、総合的に判断します。

1. 問診
症状の経過や日常生活での支障について、具体的なエピソードを確認します。
2. 身体診察
肩の痛みがどの部分にあるのか、細かく触って確認したり、制限されている関節の動きを確認します。
3. 画像検査
X線検査で骨の形などの異常がないか確認します。場合によってはMRIを使用して、レントゲンではわからない骨の内部や軟部組織の状態を確認します。
治療法
最も大事なのはリハビリです!自分でできれば良いですが、理学療法士さんのサポートを受けて効率よくやることをオススメします!

1. 薬
炎症や痛みを抑えるための消炎鎮痛剤や湿布を使います。痛みが強くて日常生活に支障をきたすくらいなら、無理せず薬を頼りましょう。
2. 注射
肩関節内や肩峰下滑液峰など、炎症がある部分にステロイド注射を行い、炎症を抑えます。

3. リハビリテーション
肩関節周囲炎では肩の炎症と痛みが原因で、関節内やその周辺が拘縮してしまい、可動域が極端に悪くなってしまう人が多いです。動きが悪くなる前からリハビリテーションをすることで後遺症なくスムーズに治療ができます!何度も言いますが、肩の動きは薬や注射を打つだけでは改善しません!

4. 再生医療
従来の治療で改善が見られない場合は、PRP治療などの再生医療が有効な場合も多いです!

5. 手術(重症例のみ)
保存療法で改善が見られないくらい拘縮がひどい場合には、関節鏡を用いた手術をすることがあります。
四十肩・五十肩のリハビリ内容
1. ストレッチ
肩関節周囲の筋肉を柔らかくするためにはストレッチが基本です。自宅でできるストレッチの指導も同時に行っています!
2. 筋力トレーニング
肩関節周辺の組織が安定して動くために十分な筋力が必須です!再発を予防のためにも筋力トレーニングが重要です。セラバンドなどの器具を用いて効果的なトレーニングを行います。
3. 姿勢の矯正
例えば猫背など姿勢が悪い場合、巻き肩のせいで肩の痛みの原因になったりするので姿勢の矯正なども必要な方には矯正してもらうためのメニューを組んだりしています。

日常生活での対策
1. 適度な運動を心がける
肩関節を動かす軽い体操やストレッチを毎日行いましょう!
2. 姿勢を改善する
長時間のデスクワークでは肩に負担がかからない姿勢を意識しましょう!
3. 適切な休息を取る
肩を無理に動かさず、十分な休息を取りましょう!
まとめ
肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)は、放置すると症状が悪化し、日常生活に支障をきたすことがあります。
早期に診断を受け、適切な治療とリハビリを行うことが重要です。
SBC整形外科では、専門医が最新の治療法を用いてサポートします。
肩の痛みでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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