階段は上りと下りどっちが膝に悪い?整形外科医が数字で解説
膝の痛みでお悩みの方からよくいただく質問があります。
「先生、階段は上りと下り、どちらが膝に悪いんですか?」
答えは明確です。膝にとってより負担が大きいのは「下り」です。
階段下りは膝に5〜7倍の負荷がかかる
階段を下るとき、膝には体重の5〜7倍もの負荷がかかります。
これは歩行や階段上りに比べても非常に大きな負担です。
さらに、膝が曲がった状態で体重を受け止めるため、軟骨や半月板に強いストレスが集中します。
その結果、変形性膝関節症など膝のトラブルを悪化させる要因となりやすいのです。
階段上りは筋力は必要だが関節への衝撃は少ない
一方、階段を上る動作は太ももやお尻の筋肉を使うため筋力が必要ですが、
関節への「衝撃」は下りほど強くありません。
筋肉をしっかり動かすことで血流も良くなるため、膝関節の健康にはプラスに働く面もあります。
膝を守る階段下りの工夫
膝に痛みを感じる方は、階段を下るときに以下の工夫を取り入れてください。
- 手すりを使う:腕で体重を分散させて膝の負担を軽減
- 一段ずつゆっくり降りる:衝撃を和らげて安全に動作
- 痛みが強いときは無理せずエレベーターを選ぶ
ちょっとした工夫だけで、膝にかかる負担は大きく変わります。
まとめ
- 階段下りは膝に体重の5〜7倍の負担がかかる
- 上りは筋力を使うが衝撃は少ない
- 膝を守るには「手すり」「ゆっくり動作」「無理をしない」ことが重要
膝を守るためには、日常のちょっとした動き方を工夫することが大切です。
痛みを感じたときは、無理をせず生活習慣を調整していきましょう。
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